教員はNISAで資産運用を始めるべき!NISAの基本やNISAをやるべき理由、具体的手法を現役教員FPが解説
教員Aさんから質問をいただきました!

NISAって、やった方がいい?
Aさんは小学校教員10年目の30代女性教員。
結婚して2人の子供を育てながら働くお母さん先生です。
先日、教員友達の集まりで
「NISAやっておいた方がいいよ!」と友達に言われ、NISAについて気になっているのですが、なんだかわからないことだらけでいまいち気乗りしません。
でも友達に言われると、なんだか焦る気持ちもあって・・・。

まず結論としては、教員もNISAをやった方がいいです!
さらに話をよく聞いていくと、「NISAって、やった方がいい?」という言葉の背景には、Aさんが抱えるぼんやりした以下4つの疑問が隠れていました・・・
- そもそもNISAって何?
- 教員である私がNISAをやるべき理由って何?
- どうやって始めるの?
- 何すればいいの?
今回の記事では、上記の疑問について
- NISAを活用した投資歴7年
- NISA資産は合計1000万円以上の含み益状態
- FP2級
- 簿記2級
- 現役教員

上記のプロフィールをもつ私、きくがお答えしていきます!

そもそもNISAって何?
NISAとは、金融庁が「貯蓄から投資へ」の流れを加速させるため、政府主導で大々的に進めている少額非課税投資制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account)をモデルにし、
日本版ISAとして(Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられたそうです!

国が国民の投資を後押しするって、なんかすごいよね。
投資の利益にかかる税金を0円にしてくれる制度

本来、投資で利益が出た場合は20.315%の税金が利益部分から引かれます。
NISA制度はその20.315%の税金を0にしてくれる制度です!

それってすごいの?
とてもすごいです。
適切な資産運用を行うと、以下のようなイメージになります!
- 年率8%で
- 20年
- 毎月5万円を積み立てる

長期での資産運用は上記のように数千万円をつくるポテンシャルを秘めています。
そのうちの運用収益、つまり投資の利益にあたる部分が1645万円です。
そこにかかる約20%の税金は334万円です。
NISAを使って運用すると、334万円の税金分がお得になる!
ということです!
NISAは買い物かごのイメージ

NISAって儲かるんですか?
という質問をいただくことがありますが、NISAは制度の名称です。
例えるなら【NISAは買い物カゴ】です。
- 自分で選んだ投資商品を
- NISAという買い物カゴに入れて
- 儲けが出たら
- 儲け部分にかかる税金を0円にしてくれる
NISAはこのような制度なのです。
なので、儲かるかどうかを決めるのはNISAではなく、買い物かごに入れる投資商品です。

制度のポイント

制度の概要は以下の画像にまとめました!

2024年に大きく改正された新NISAの投資枠には
- 積立投資枠(年間120万円)
- 成長投資枠(年間240万円)
の2つがあり、非課税保有限度額が1人1800万円もあります。
成長投資枠には最大1200万円という制限が設けられており、基本は積立投資枠での投資を軸に資産運用していくのが良いという制度の意思のようなものを感じます。
もちろん、積立投資枠のみで1800万円埋めることは可能です。
その他ポイントをまとめると
- 積立投資枠と成長投資枠の併用可能になった
- 非課税期間が恒久化した
- 売却しても翌年以降に枠が復活する仕様になった
など、神がかり的な制度に進化しました。
増税トレンドの日本において、これほど大規模な減税政策は非常に珍しいなと感じます。

かなりの大盤振る舞いです!
枠が1800万円もあって、非課税期間が恒久化。
若い世代の将来を変えるくらいのポテンシャルは十分にある制度になっています!
10年後、20年後にはNISAミリオネア(億万長者)が日本で何人も生まれることになるレベルの大改革です。
教員がNISAをやるべき理由
安定収入と相性が良い
教員は平均年収が650〜700万円と、一般会社員の平均年収(420万円〜450万円)と比較しても安定して高いです。
景気に左右されることがあまりなく、それなりに高い給与が安定してもらえます。
公務員なので解雇される可能性も低く、病気や妊娠等の休暇中も収入が発生します。
そういった安定した収入と、NISAの積立投資システムはとても相性が良いと言えます。

教員はNISAをうまく使えれば3000万円〜5000万円くらいの財産を築くポテンシャルがあります!
NISAを活用した資産運用は一度設定して仕組みさえ作ってしまえばほとんど手がかからなくなるので、日々忙しく働いている教員の方にピッタリな制度です!
(注:毎月5万円を30年間積立、年率6.5%で運用すると5300万円になる想定)

老後資金の確保
教員であれば退職金+年金で悠々自適な老後生活を送れるというのは、10年後や20年後には通用しなくなるプランになる可能性があります。
日本の年金制度の仕組みと人口年齢比から見ても、年金制度は破綻まではいかなくとも、改悪はさけられないでしょう。
また、教員の退職金制度も民間同様改悪されていっています。
老後資金を国に任せっきりになっている人は、おそらくお金がないために「働くしかない」という状態になり、70歳になっても80歳になっても辛い労働から抜け出すことができない状態になるかもしれません。
それはまさにお金の奴隷です。
NISAを使って適切に資産運用をすることで、自分の老後は自分で守るという考え方をし、今から行動することをおすすめします。

老後資金は計画性が全てです。
NISAを活用して資産運用を適切に行えば、
30歳の方であれば30年後には
3000万円〜5000万円程度の資産形成が期待できます。

でも、取り崩すと減っちゃうんでしょ?そこも心配・・・。

そこについても、「運用しながら取り崩す」ということをしていけば資産の減少を抑えることができます!
詳しくは以下の記事で解説しています!

子の教育資金の準備

日々の仕事で、我が子の教育資金について考える暇がないんですけど、どうしたらいいですか?
我が子の教育資金についてもNISAを活用した資産運用で準備する方が合理的です。
S&P500連動のインデックス・ファンドに投資した場合、10年以上の保有で投資成績がマイナスになる人がほとんどいなくなったというデータがあります。
過去は未来を保証するものではないので、確実とは言えませんが、比較的再現性が高い投資であるとも捉えることができます。
加えて、教育資金(大学入学+授業料など)は年々値上がり(インフレ)していくので、預貯金のみでの対応はほぼ確実にインフレ負けします。
子供を大学に進学させるつもりで子育てをしている方で、子供が18歳になるまでに10年以上期間がある方は
- NISAで資産運用を軸に大部分を準備
- 直前2〜3年くらいになったら現金など低リスク資産も組み合わせて準備
というのがいいかなと思っています。

実際私もジュニアNISAで子供2人分の教育資金を運用・準備しています!

この前学校の職員室に営業にきた保険屋さんに学資保険をすすめられたのですが、どうですか?
学資保険は必要ありません。
- 利率が低くてインフレ負けの可能性大
- 保険機能の中途半端さ(目的が本当に合ってる?)
- 途中解約はもれなく元本割れ
- 流動性の低さ(すぐ現金化できない)
- 手数料の不透明感(いくら抜かれてるかわからないようにされてる)
など、学資保険には学資保険のリスクが存在します。
以上の理由から、教育資金は学資保険より
NISAでの資産運用+現金で準備した方が合理的です。
副業には該当しない
教員は公務員ですので副業が制限・禁止されています!
しかし、NISAでの投資及び資産運用は副業には該当しません。
資産の保持形態を変えているだけだからです。
もちろん、NISAを始めることや、もうすでに始めていることを管理職や教育委員会に申告しなければならないということもありません!
副業禁止の教員でも、給料以外でお金を増やすことができる数少ない手法がNISAを活用した資産運用なのです。
確定申告や年末調整の必要がない
日々忙しく働いている先生方にとっては、確定申告や年末調整の手続きが必要なく、とても楽だということもNISAのポイントの1つです。
逆に、NISAとよく比較対象として挙げられるiDeCoに関しては、年末調整か確定申告での申告が必要となります!

ちなみに、iDeCoは【小規模企業共済等掛金控除】という名目で申告処理します。
危険な働き方から抜け出す準備
公立学校の教員は【給特法】という、時間外労働が規制されづらい労働システム下で働かされています。
文科省や都道府県教育委員会は働き方改革を進めるよう現場にアピールをしていますが、文科省や都道府県教育委員会自体が仕事を増やしている側面もかなりあります。
ブラックな労働実態が若い世代中心に認知され始め、関東圏の自治体の教員採用試験倍率は歴史的な低水準です。
特に小学校教員採用試験では倍率2倍を切る自治体もあるくらいで、いつも人手不足に悩まされています。
人手不足→1人あたりの仕事負担が増える→ブラックな労働実態が改善できない→さらに人が来なくなる。
という負のスパイラル状態です。
長時間労働や精神的ストレスから体調を崩す先生も多く、「明日は我が身」という思いで私も働いています。
NISAを活用することでお金を増やすことができれば、無理して教員を続けなくても良くなる人もいるかもしれませんね。
なんやかんや言って、職業選択とお金は密接に結びついてますからね。

どうやって始めるの?
優良ネット証券の口座を開設する

以下の優良ネット証券でNISA口座を開設しましょう!
- 楽天証券
- SBI証券
当ブログでは、初心者にとっての使いやすさから
楽天証券を推しています!

私も楽天証券ユーザーです!
可能なら「経済圏」を固める
楽天証券でNISAを始めるなら
- 楽天クレジットカード
- 楽天銀行
- 楽天市場
- 楽天モバイル
など楽天でサービスをまとめることで、資産運用にもけっこうなポイントがつくようになります!
SBI証券でNISAを始める場合も
三井住友ナンバーレスカードなどを使うと、投資信託の積立にポイントがつくようになります!

資産を買って、さらにそこにポイント還元までついてくるなんて、超お得な制度だと思います。
何すればいいの?
シミュレーションしてみる

金融庁「つみたてシミュレーター」を使って
- 毎月いくら積み立てるか
- 年率何%での運用を想定するか
- 何年積み立てるか(老後資金なら逆算して考えたり・・)
などをシミュレーションすることによって具体的なイメージがもてますね!

金融庁つみたてシミュレーターのリンクは以下です。
資産運用の基本を知る

NISAを活用した資産運用の基本は以下のことです。

具体的には・・・
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- 楽天・プラス・オールカントリー
- 楽天・プラス・S&P500
をおすすめします。これらはインデックス・ファンドと呼ばれ、資産運用の王道的投資商品です!
インデックス・ファンドのような手数料が低い投資信託を長期で積立・保有することが資産運用成功の近道です!
楽天証券ユーザーは
楽天・プラスシリーズがおすすめです!

実践事例

私は2024年から以下のようなやり方で投資してます!
- 楽天証券でNISA活用
- NISAの積立投資枠で毎月10万円投資信託を購入
- 銘柄は【楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド】
- 楽天クレジットカードを使っての積立設定
私は米国株式の詰め合わせパックであるS&P500が投資のコアとなっています!
また、私の場合は楽天経済圏をつかってお得に資産運用をしています。
私の場合は・・・
- 楽天クレジットカード
- 楽天銀行
- 楽天証券
- 投資信託【楽天・プラスシリーズ】の購入
- 楽天市場
などをフル活用し、通常よりかなりお得に資産運用できています!


デメリットや注意点はないの?
家計の見直しが先である

投資は余剰資金で行うものです。まずは家計を黒字化してからNISAを始めると良いでしょう!
生活に余裕がない人については、まずは家計の見直しが優先です。
月々の給料では赤字になってしまい、ボーナスを当てにした家計を立てている方、まずは月々の給料で家計が黒字になるように調整しましょう。
あくまで投資は余剰資金を使って行うものです。
- 家賃
- 車
- 通信費
- 生命保険
- その他サブスク
上記のような固定費を見直すことで、支出を最適化していきます。

教員やってて家計に余裕がないって人ほど、不要な保険に入っていることが多いですよ。


「窓口に行く」はNG

いつも使ってるゆう○ょ銀行とか、りそ○銀行の窓口でNISAの相談するのってどうですか?

基本的に実店舗に出向いて対面式でNISAを含む投資を始めるのはおすすめできません。
窓口で営業さんからすすめられる商品は以下のようなものです。
- ファンドラップ
- アクティブファンド
- 毎月分配型ファンド
これら全てインデックス・ファンドより圧倒的に手数料が高く、長期での運用においては、そのほとんどがインデックス・ファンドに負けることになるものばかりです。
仕組み上「人を雇って働かせる」ということは人件費が大きくかかります。
その分どうしても手数料が高い商品を買ってもらわねば商売が成り立たないという構造になっているから仕方ないのです。
成長投資枠の使い方

成長投資枠って、どう使うんですか?積立投資枠よりハイリスクな攻めた投資をするための枠なんですか?

名前から受けるイメージはそうかもしれないけど、そうではありません!
成長投資枠と積立投資枠で購入する商品を分けなければいけないなんてことはないです。
積立投資枠が月10万円まで積立可能ですが、それ以上投資資金を捻出できる人は成長投資枠を使って
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- 楽天・プラス・オールカントリー
- 楽天・プラス・S&P500
などの商品を買うのがいいと思います!

まとめ
国は【税制で語りかけてくる】
増税がメガトレンドである日本。
そんな日本で打ち出されている数少ない減税制度が2024年から始まった新NISAです。
国は税金を軽くしたり、重くしたりして、メッセージを伝えてきます。
新NISAという政策が伝えたいメッセージとは何なのでしょうか?
おそらく「老後資金は自助努力で!」だと私は捉えています。
でなければ、こんな大々的に投資を推し進めるなんて考えにくいかなと。
前述した通り、年金も退職金も制度の維持は今後どんどん困難になっていくでしょう。
実際そうなった時
- 文句を言いながらも貧乏のせいで人生の選択権がない自分
- 行動を起こし、NISAで一財産築くことに成功することで悠々自適な老後生活を送る自分
どちらがいいかは言うまでもないかなと思います。
教員こそNISAで経済的自由を
【教員を経済的に強い個人へ】
これは私個人が願っていることであり、当サイトのスローガンみたいなものです。
地域の子供達や保護者とつながる教員が、投資を含めた金融・経済について知識豊富で、それが伝承されるようになったら、日本はとても腰の強い国になるんじゃないかな。
と私は考えています。

以上!最後までお読みいただきありがとうございました!
