「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」楽天証券専売の最強ファンドについて解説!
新NISAの口座を楽天証券で開設したんだけど、おすすめの銘柄ってある?
という質問にお答えしていきたいと思います。
おすすめは
「楽天・プラス・S&P500インデックスファンド」
ですね!
ということで、今回の記事は
「楽天・プラス・S&P500インデックスファンド」について解説していきます!
以下、「楽天S&P500」と省略させていただきます。
基本情報
ざっくり基本データ!
名称 | 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド |
分類 | インデックス・ファンド |
ベンチマーク | S&P500インデックス(円換算ベース) |
管理費用(信託報酬含む) | 0.077% |
買付手数料 | なし |
純資産額 | 約4200億円 |
取扱証券会社 | 楽天証券のみ |
2023年10月27日から設定されたファンドで、運用から1年ちょい経過したところです。
たった1年で純資産額が4000億円も集まるというのは、みんな買ってる人気ファンドである証ですね!
- 正確な運用が期待できる。(指数とのズレが小さくなる)
- 運用の途中で強制的に解約させられる可能性が低くなる。(純資産額3000ま億円あればとりあえず安心。
などのメリットがあるよ!
高い投資パフォーマンス
S&P500指数に連動している
楽天S&P500は、とても高い投資パフォーマンスを発揮しています。
なぜなら、連動している「S&P500」が近年絶好調だからです。
1997年には約790ポイントだったのが2025年1月現在、6000ポイント付近まで上昇しています。
直近5年の円建てS&P500は為替の影響もあり、特に好調で、年率20%を超える脅威のリターンを叩き出しています。
世界経済を引っ張っている米国企業代表500社の力は凄まじいです。
一部投資家界隈では「S&P500は世界最強の指数」だなんて言われてたりします。
まあ、過去のリターンが良かったからと言って、必ずしも未来の投資パフォーマンスも同程度になるとは断言できません。(投資はリスクをとる行為なので)
しかし、資産運用の主軸としてS&P500に投資することは、最適解の1つであると言えます。
S&P500の中身は・・・
S&P500は、米国の大型株式500社の詰め合わせパックみたいなものです。
組み入れ上位銘柄は以下!
銘柄名 | 比率 | 何の会社なの? |
アップル | 6.7% | iPhoneとかMac |
マイクロソフト | 5.9% | Windows |
エヌビディア | 6.3% | 半導体 |
アマゾン | 4.1% | ネット通販 |
メタ・プラットフォームス | 2.7% | フェイスブック・インスタ |
アルファベットA(グーグル) | 2.1% | Google検索とか |
テスラ | 2.1% | 電気自動車メーカー |
バークシャー・ハサウェイ | 1.9% | バフェットの投資会社 |
アルファベットC(グーグル) | 1.8% | Googleその2 |
ブロードコム | 1.4% | 半導体大手 |
超有名企業がズラリ。そりゃあ強いわ。
組み入れ銘柄は適宜更新されていきます。
強い企業だけが組み入れられ、衰退する企業は除外されていく仕組みになっているのがS&P500です。
新陳代謝!
5年前にS&P500に100万円投資していたら・・・
もし、5年前に100万円をS&P500(円建て)に投資し、ほったらかしにし続けていたらなんと・・・。
277万円
になっている計算になります!
(※2025年1月「my index」のデータより算出)
5年ほったらかしで2.7倍はすごい。
最安コストを目指し続ける
楽天S&P500は「業界最安コストを目指し続ける」という方針を掲げています!
超低コスト
現行の手数料は0.077%
投資信託には隠れコストなるものが存在し、ファンド誕生から1年が経過しないとトータルコストが分からない。という欠点がありました。
1年間の運用を経て判明した楽天S&P500のトータルコストは
0.09%でした。
これ、すごく安いです。
eMAXIS Slimシリーズと競い合う
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が手数料を引き下げます。
楽天S&P500を意識してのことだと思います。
eMAXIS Slimシリーズもまた、業界最安コストを目指し続ける方針なので、楽天S&P500と競い合って、コスト削減を実現してくれています。
資産形成をする人にとって、とてもありがたい話です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のトータルコストが楽天S&P500より安かった場合は、きっと楽天S&P500も追随してコストを下げてくれることでしょう!
持ってるだけでポイントが貯まっていく
楽天S&P500をはじめ、楽天プラス・シリーズは保有するだけで楽天ポイントが毎月チャリンチャリン貯まっていきます。
「投信残高ポイントプログラム」というサービスです。
楽天S&P500のポイント付与率は
0.028%(年率)
です!
毎月約23ポイントゲット!
(100万円×0.028%×該当月日数÷365)
すご〜く地味に感じますけど、自分が何もしてなくても毎月23ポイントゲットできる仕組みって、なんだか良いなと思います。
それに、資産運用を続けていると、ファンドの保有残高が500万円を超えたり、1000万円に到達する日がやってきます。
資産額に応じて付与ポイントも比例して大きくなっていくので、けっこう嬉しいシステムです。
優良な資産を買って持ってるだけでポイントまでもらえちゃうなんて、ありがたや〜
デメリットや注意点
楽天証券でしか買えない
ライバルであるeMAXIS Slimシリーズは、主要ネット証券では比較的どこでも購入可能です。
しかし、楽天プラスシリーズは楽天証券専売品です。
SBI証券やマネックス証券で新NISA口座を持っている方は楽天S&P500を購入することはできません。
ポイント付与の仕組みはいつか改悪される
投信残高ポイントプログラムは、投信のクレカ積み立て同様、お得過ぎる仕組みなので、おそらく3年以内くらいに改悪されるんじゃないかなー。なんて予想しています。
楽天S&P500は、投信残高ポイントプログラムがなくなったとしても、十分過ぎるほど優良なファンドです。
ポイント付与の仕組みはあくまで、おまけ程度くらいに思っておくのがいいかもしれません。
証券口座をわざわざ乗り換える程ではない
楽天S&P500は優良ファンドです。
しかし、SBI証券やマネックス証券など、主要ネット証券の口座を開設済みで、NISAでの資産運用も行なっている場合、
わざわざ楽天証券に乗り換える必要はないです。
なぜなら、主要ネット証券であれば、
eMAXIS Slimシリーズが購入可能だからです。
SBI証券でeMAXIS Slimを保有している場合も、ファンドの保有残高に応じてポイントを毎月付与する仕組みがあります。
しかもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のポイント付与率は0.0326%です。
楽天S&P500より高い還元率!!
よって、楽天S&P500のために、わざわざ乗り換える必要はないと言えます。
まとめ!
楽天S&P500は・・・
- 右肩上がりの成長力
- 業界最安コスト
- 保有しているだけでポイントが貯まる
という非常に優良なファンドです。
新NISAを活用した長期での資産運用に適したファンドと言えます。
ちなみに、私も2024年からの新NISAは楽天S&P500をメインに資産運用をしています!
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
S&P500をはじめとする米国株について興味をもった方は以下の書籍を読んでみるのもいいかもね!
とても読みやすくて、株式投資の入門書としては私史上ナンバーワンの本です。