日本人が資産運用をすべき理由。投資をしないと、どんどん貧乏になる社会の仕組みになっているからです。
みなさん、こんにちは!きくです!
資産運用って最近よく聞くようになったけど、本当に必要なの?
最近、「資産運用」って言葉をよく聞くようになったけど、本当に必要なんですか?
今の生活ですごくお金に困っているってわけではないし・・・。
どうなんだろう?
という、なんだかぼんやりした疑問に答えていきたいと思います!
結論から言うと、
20代〜40代の人は資産運用した方がいいです。
今日は、なぜ資産運用をした方がいいのか。
その理由について書いていきます!
なかなか上がらない給料
日本はその他先進国と比較して、賃金が伸び悩んでいる。
と言う話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
日本社会全体の給料が伸びない中、公務員である教員の給料が上昇することは考えづらいです。
令和3年度も、民間の水準に合わせて、地方公務員の期末勤勉手当(ボーナス)が減額されたのは記憶に新しいかと思います。
増え続ける社会保険料
皆さんもご存知の通り、
日本は今、高齢化社会となっています。
結果、医療費の負担が増え続けており、
現役世代の社会保険料負担がどんどん上がってきています。
2006年から2016年にかけて、年収700万円の人で
約20万円も
保険料の年間負担額が増加しています。
会社員や公務員の社会保険料の負担額は増加傾向にあり、これからもジワジワと増え続けることになりそうです。
退職金の減少がすごい
以下は厚生労働省の就労条件総合調査から引っ張ってきたデータです。
- 1997年:2871万円
- 2003年:2499万円
- 2008年:2323万円
- 2013年:1941万円
- 2018年:1788万円
(出典:厚生労働省「就労条件総合調査」)
2008年からの減り方エグい。
20年で1000万円以上減額!!
民間企業の退職金の平均額ではありますが、民間の退職金が減って、教員の退職金が減らないということは考えずらいかもしれません。
物価の値上がり
最近食品の値上げすごくない!?
インフレです。
これまでは日本にあまり馴染みのなかったインヘレの波が我々の家計に重くのしかかっています。
現在のインフレの原因は
- 為替要因(ドル高)
- 資源高(エネルギー問題)
- 戦争
など、色々な原因が合わさったものです。
落ち着いたら、いつかまた元の値段に戻るでしょ?
それは厳しいかもしれません。
物価には粘着性がある
からです。
一度上がってしまった物の値段は、なかなか下がることはありません。
一時期より、ドル安になってきたのに、iPhoneの値段、全然もとに戻りませんよね。。。
貯金は安心!それ本当?
我々の親世代は、銀行に預けておけば金利が5〜8%もつく時代を生きていました。
そして、株式などへの投資に関しては、最も短な日本株が冴えないことから
「株はギャンブル」
「貯金こそ絶対」
のような価値観です。
しかし、現代の日本は超低金利時代です。
銀行預金の金利は0.001%。
現金のみを、現金のまま持っておくと言うのは、インフレが進行する社会ではとても不利です。
なぜなら、現金の役割は
物やサービスとの交換
にあるからです。
今年はりんご1個100円で買えます。
しかし
来年はりんご1個110円になります。
りんごの値段と現金の価値を比較すると、1年間で現金の価値は下がっていることになります。
貯金しかしていないと言う状態は、
数字上はお金が減っていないように見えるのですが、
実際は買うことができるものがどんどん減っていくので、貧乏になっていく。
ということなのです。
年金制度への不安
制度そのものの破綻は考えずらいですが、
受給開始年齢が65歳から70歳に引き上げられるなどの制度改正は十分にあり得ます。
近年、政府が投資への税金を優遇するための制度を拡充させています。
NISA
(ニーサ)
iDeCo
(イデコ)
といった名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
これらは国民個人の資産形成を後押しするための制度です。
少し、立ち止まって考えてみてほしいです。
「なぜ、国が、個人の投資の後押しなんかするんだ?」
政府は名言しませんが、ここには国からのメッセージが隠されているのではないかと考えます。
「老後の資金は自助努力で」
というメッセージが。
高校での金融教育が新設
2022年度より、高校家庭科の授業の一部で
金融教育が新設されました。
これからの時代は
お金について学んでいることがスタンダードになる世の中です。
20代〜40代の人は
- 公教育でお金について学ぶ機会がなく
- 親世代のお金の価値観をもとに育ってきた
という人がほとんどではないかと思います。
お金に対する価値観の過渡期で
取り残されがちな世代
だと感じています。
教員の定年延長
65歳まで安定した雇用条件で働けるというのは年金受給開始までのタイムラグを埋めるためには良いものだと思います。
しかし、本来定年退職するはずの60歳時点で
「お金のことが不安だから働かなきゃいけない」
状態なのか
「お金の心配はないから働いてもいいし、働かなくてもいい」
というのでは、人生の幸福度が違うのは当然かなと思います。
前者には選択の自由などないのですから。
R>G
(アール・だいなり・ジー)
と読みます。
2013年に出版された『21世紀の資本』という本の中で、著者のトマ・ピケティは
「R>G」
というシンプルな不等式で資本主義の仕組みを説明しています。
Rとは、資本収益率を指します。(ここでは投資で得られる利益と置き換えていただいても構いません)
Gとは経済成長率を指します。(ここでは、みなさんの給料の伸び率と解釈していただけるとよいです。)
便宜上、詳細を省きますが、
投資をしている人と、
投資をしない人とでは
格差が広がり続けるのが資本主義のシステムであり、リアルです。
日本は基本的には資本主義社会です。
そして、みなさんの豊かな生活をここまで発展させてきたのも資本主義という仕組みです。
さらに、これからも世界中の発展を促していく主流は資本主義です。
格差はこれからも広がり続けます。
まとめ
今回は、日本人が資産運用すべき理由について綴りました。
少し不安を煽るような内容になりましたが、
正直なことを最後に書くとするなら
「20年も30年も先のことはわからない。」
というのが本音です。
もしかしたら定年は70歳になっているかもしれません。
いっそ定年退職という概念すらなくなっているかもしれません。
未来が不確かなものだからこそ、資産運用を実践することで、将来に備えていくべきかなと思います。
将来お金持ちになって、自由で豊かな人生を送りたいなー。
なんて思いで、私は資産運用やってます。
それでは、失礼します!